当院で経験した注目症例1

NO.1. ゴム輪痕
現在4歳男児、生後7ヶ月頃、首の湿疹が直らず続いた。
その後、首全周にジュクジュクした病変となり
病院受診。これはおかしいと首を伸ばし、
皺を伸ばしてよく診ると、輪ゴムが巻かれていた。
輪ゴムを切り、軟膏処置でその後軽快した。しかし、
写真のような跡が残った。
母親は首に輪ゴムがはめられているとは全く気づかなかった。
2歳の兄がはめたのか、親戚でみてもらっていた時、
そこの子供がはめたのかも知れないと言う。

赤ちゃんの首に輪ゴムがかかっているとは予期せぬ事であるし、
赤ちゃんの首は短く細い輪ゴムが食い込んでいるとなるほど
わからない。

NO。2 ゴム輪痕2
足に遊びでゴム輪をはげて遊んでいた。そのまま放置して写真のような瘢痕となった。
長ズボンで家族も長らくき気づかなかった。それにしてももう少し
早く気づかなかったものかと思う。

NO.3 首にたこ糸
保育園男児、たこ糸が首に引っかかって
写真のような跡を残した。
大事に至らなかったが、危険な事である。

NO.4A 帽子紐の日焼け跡
幼稚園児、ひも付きの保育所の帽子をかぶり、
戸外で遊んでいつ子供。
日焼けして紐跡浮かび上がった。
これは元気の証拠。危険でもない。

NO.4B 猫に引っ掻かれた
3ヶ月たっても線状の跡が残った。

NO.5  熱取りシートあとの皮膚変化
1歳9ヶ月男児、咽頭炎での発熱で4日間、熱取りシートを両側腋下に張っていた。一枚6時間くらい、1日2枚、張っていた。
再来受診の時、熱取りシートを張った皮膚に  一見熱傷様の変化を認めました。ゲル成分による接触性皮膚炎なのでしょうか。 私にははじめての臨床経験です。詳しい方、ご教示ください。

 

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